サラリーマンが高校教師を目指してみる

民間企業で働いている僕が、地方自治体の高校の教員採用を受けている中で、思ったり考えたりしていることをつらつらと綴ります。志を同じくする人、同じような悩み(?)を抱えている人の参考にでもなれば、と。

夏休み

GWの更新から早ふた月以上。

ほんとにバタバタとして時間が経つのがあっという間。


現在、夏休み真っ只中ですが、思うことは、、、早く生徒に会いたいなー、ということ。

先輩の受け売りだけど、教師は、生徒が居てこそはじめて教師。生徒がいなきゃただの公務員、とのこと。ほんとにそう(笑)

普段は腹の立つこともあるけど、やっぱり生徒がいないと張り合いがない。


ともあれ、この期間中に教科の力を蓄えておかないとなー。懇談なんかを除けば、自由な時間はやっぱり多いので勉強、勉強。


自分が生徒の頃は、先生たちは夏休みは丸々休みなんだろうなー、なんて思っていたけれど、なんてことない、ただ生徒が来ないだけで、毎日普通に出勤です。

でもまあ、企業なんかのことを考えると、はるかにのんびりした時間がもらえるってのは間違いないですが。

GW明けて

GWが明けてやっとウィークデーを乗り越えました。


この1週間の長かったこと長かったこと。

生徒もしんどそうでしたが、当然、教員たちもお疲れです。

生徒側にいた頃は、先生というのは「先生」という別の生き物で、疲れたりするなんて想像もしたことなかったなー。

だから、部活だって365日毎日練習させてくれと顧問の先生にお願いしてたぐらい(笑)今考えてみれば、先生にだって色々と予定もあったろうに、いつも応えてくれてありがたかったなーと、今更感謝の気持ちでいっぱいです。


その時のご恩を、自分も自分の生徒たちに注いでいかないと。それが巡り巡ってまた未来の子供たちに伝わりますように、なんていうちょっとロマンチックな妄想を。


ただ、妄想とは言いながら、やっぱりそういう、目の前の生徒の5年10年先を見据えた接し方をしないとなという考えは実感としてあります。

それをいかに、上から目線でなく、かといって媚びるでなく、自分事として染み込ませられるか精進しないと。




なにはともあれ!世の中の皆さん月から金までお疲れさまでした。

ゆっくり休みましょう。




飲み会について

目の前のお姉さんが、スマホを操作するためつり革を持たずに、何度もよろめいています。転ばないかな、お気を付けて。

そんな木曜の終電。

同僚と飲み終えて帰っています。


2人で組む授業があって、月曜にあるその授業の打ち合わせと、とりとめもない教員話をしています。


同僚は講師5年目、就活経験もある先生。

彼は僕より若いけれど、経験も多く、考えもしっかりしていて、なんで未だに講師なのかと思うけれど、本人はまだまだ(今の学校で)講師経験を積むのも悪くない、と言っているストイックボーイ。



うちの学校には(きっと色んな学校にも)、なんでこの先生が未だに講師なんだろう、という先生がたくさんいる。

こちらの背筋が伸びる思いだ。負けてはいられない。




会社員時代も、今とは比べ物にならないぐらいたくさん飲みに行ったけれど、本気で仕事のこと、関わる人のこと、クライアントのこと(今なら要するに生徒のこと?)をこんなに熱く語り合う飲み会は多くはなかった。

(もちろん、校園種や科目、分掌の違いはあれど)その意味でも、本当に自分にとってはハッピーな仕事、職場だと思う。



会社で数字を追うことが本当にやりたいことなのか?…本当は、人と人との泥臭い、面倒臭い中にやっと、ほんの少し、だけどめちゃくちゃキレイな光が見えるような仕事に心惹かれている人。

少しはいると思います。

先生、楽しいです。


はやひと月が経ち

GWも光の速さで過ぎ去り、連休明けの月曜日をなんとか乗り切った帰り途。


ピチピチ、ではない新米教師がひと月をなんとか過ごした感想をつらつらと。




①やっぱり先生になってよかった

民間で働きながら、自分のしたいことは?と長い間考えて考えて出した答えだったからこそ余計に、万が一、「転職なんてしなければよかったと思ったらどうしよう」と考えなかったわけではないのです。

でも、生徒や同僚の先生たちと一緒に働いてみて、やっぱり選択は間違えてなかったとひと安心。

もちろん、まだまだ始まったばかり、悪戦苦闘しつつも楽しみながら進みたいな。




②先生たち働きすぎ

これはもう、この言葉通り。

新人の僕はもちろん、1日12時間は働いているけれど、中堅やベテランの先生方もかなり長時間働いてらっしゃる。管理職も、だ。

噂に違わず、残業代も出ない(!!)ので、何も目先のお金欲しさにダラダラと働いているわけではないはずだ。


作業能率が悪いだけ?もちろん効率的な働き方をすれば、多少は労働時間も改善されるのだろうけど、教員の仕事は効率だけではさばけない領域が多分にある。

また、同僚や他の学校の先生方からも聞く限り、僕のいる学校は個人個人の生徒に応じた対応を求められることが多いため余計に業務が増えているという背景も垣間見える。


正直、自分自身も、サクサク仕事を進めて、ワークライフバランスを取りたいなとぼんやり考えていたけれど、これは当分難しそうだー。

あー。今働いてる分、純粋に残業代が出ていたらどれだけ生活が楽になるか…というちょっとだけ愚痴。笑

法的には、手当が出ているから残業代はチャラだ、なんて丸めているみたいだけれど、この部分はやっぱりいつか改められるべきだろう。なんだかブラック。




たくさん綴ろうと思ったけど、眠気が限界なので今日はここまで。電車の心地よい揺れに身を任せて疲れを癒そう。


明日からも頑張るぞー!







気付けば3月もほぼ半分

タイトル通り、気付けば3月もほぼ折り返しにも来ていますね。


花粉症が辛くて辛くてたまらない。

毎年毎年、早めに病院に行って薬でももらおうと思うのに、結局今年もなんの対策も打たずに鼻水タラタラです。


さて、、、

あと2週間ちょっとで本当に先生として学校に赴任するわけですが、、、


今の心境。

①不安70%

②超不安20%

③希望、期待10%

こんな感じでしょうか…(笑)



現在の勤め先の理解もあり、3月からは有休消化に入らせていただいているので、昼間は教科の勉強をしたり読書したり、夜は人と会ってお酒を飲んで喋ったりの繰り返しで日々を過ごしています。



僕は教育大の出でもなければ、そもそも春から教える教科の授業を1度もしたことがないのです(なんで受かったんだ…汗笑)。

それ故、勉強してはいるものの、これが合っているのか霧の中を進んでいる気持ち。


でも、色んな人と話をして、色んなことをインプットしていると、生徒にたくさんのことを伝えたいなという思いは膨らむばかり。


高校生という、ジャッジを下す人によって子どもにも大人にも分類される難しい時期の生徒たちと、どんな話をしようか。


不安はいっぱい90%だけど、10%の希望、期待が大きな支えです。


あー、ドキドキ。

過渡期

またしても、かなり久しぶりの記事になってしまった。


結論から書くと、高校教師としての道が拓けました。


4月から、付け焼き刃とと言おうか、出来うる限りの勉強はして、1発で受かるのは厳しいかなと思っていた採用試験。

一つひとつステップが上がるたび、まさかまさかと思いながら、1つのゴールまでたどり着くことは出来ました。


今の仕事が嫌で採用試験を受けたわけではないから、受かってみて余計に、今の仕事が大切に思えたり、今いるポジションやこのままがんばれば就けるんじゃないかなーと思えるポジションの貴重さ。

これを社会的地位や収入なんかで計ると、天秤は大きく振れるわけだけれども、それでも、やっぱり、心が動く仕事はきっと教師だと信じて先生の道を決めました。



自分の意思で、今まで育てて下さった同僚や先輩、上司の期待に背く決断をするのは心苦しいけれど、120%の力を注げない仕事を騙し騙し続けることは出来ないし、それこそ失礼だと思うわけで。



きっと、社会人を経験してから教員を志す人は、プラスにであれ、マイナスにであれ、色々と思うところがあって、それはその人1人ひとりに貴重な経験で、そんな経験を含めて色んなことを未来の生徒たちに伝えてあげられる機会があればいいんだろうなーと思う。

そして、それこそが、ストレートに、"先生"と呼ばれるようになった諸先輩方に負けないアドバンテージになるんだろう。

アドバンテージにしないとな。



そんなことを思う、12月の超繁忙期に少し目処が立ってほろ酔いの師走の夜です。



結果が出るまでの悶々

ひと月以上ぶりの更新となります。


最後の面接も終え、あとは結果を待つばかりですが、その期間が長いったらない。

どうせもう結果出てるんでしょう?もったいぶらずに早く教えてくださいよー(泣



試験を終えて、勉強漬けの毎日ともオサラバしてまた普段の生活に戻ってみると、なんだかんだと今の生活も悪くないと思えてきます。


と言うのも、僕は今の仕事が嫌いになったから教師を目指す、というわけではないから。

お給料だって、教師の方が少し下がるだろうし、将来的な出世だって今の仕事でがんばれば少しは見えているはず。

人にだって恵まれていて、本当に周りの人は良い人ばかりで、かわいがってくれるし、頼りにもしてくれる。

あー、無理して適性もわからない教師に転職する必要なんてないんじゃない?



はっきり言って、ふと、そう思うことだってある。



でも、やっぱり、教師になりたい。



こういうブログを検索する人は、どんな人が多いんだろう。もっとこう、今の生活に追い込まれてて、兎にも角にも先生になればまたやり直せるんだ!そんな自分の軌跡を残すぜ!みたいな話を聞きたい人が多いんだろうか。

もしそうだとするなら僕の立場はちょっと違うけれど、そんな自分みたいな悩みを持った人もいるだろうから備忘録も兼ねて今日のエントリー。



やっぱり、先生になってなにがしたいか、一生を通じてどうありたいか、それが一番大事なんじゃないだろうか。

会社員では追求できない、数字を考えなくてもいい純粋な人と人との関わりの場に身を置くこと。

自分はそんな現場で生きていきたい。やっぱりその気持ちが消えないから、やっぱり先生になりたい。



…なにより大事なことが1つ…

合格しててくれーーー!!!(泣