サラリーマンが高校教師を目指してみる

民間企業で働いている僕が、地方自治体の高校の教員採用を受けている中で、思ったり考えたりしていることをつらつらと綴ります。志を同じくする人、同じような悩み(?)を抱えている人の参考にでもなれば、と。

採用試験のあれこれ②面接

平成も終わりますね。

ワイドショーではカウントダウンの表示までされていて、なんだか不思議な感じです。


さて、本日はこないだのポスト、採用試験のあれこれについて、面接のポイントを2点だけ、もう少しだけ補足しておこうと思います。


前の記事と重複することも多く、うまく言語化できない可能性もありますが…まあ綴ってみますのでお時間が許せば。

コメントなどももしあれば是非どうぞ。




①話を端的に伝えられるよう準備する


まずはこれが第一。志望動機だってなんだって、コンパクトにコンパクトに。

のっけから、だらだらと話していては相手の集中力が切れてしまいます。

まずは自分の志望理由を録音して、自分で聞いてみてください。

もしくは知り合いに聞いてもらってください。

冗長な部分、繰り返しがやたら多い、などなどありませんか?


(この時点で、録音や人に聞かせるなんてかったるい、なんて人は、面接をなめてます。


面接は自分を客観視できないとしんどいです)


また、

「こっちは真剣に話しているんだから、聞いてくれるはずだ」

「採用面接なんて大事な場で、面接官が真剣に聞いてくれないはずがない」


残念ながら、このどちらかがちらっとでもよぎるようなら面接黄色信号です。


あなたは面接官にとって、たくさんいる受験者の一人に過ぎません。

面接官は、あなたを採りたいのではなく、

いい先生になってくれそうな受験者を採りたいだけです。

またどんなに面接官がやる気のある方でも、

要領を得ない演説を延々と聞かされれば嫌になります。


少しでも面接官に話を聞いてもらいやすいように、自分の話したいことは推敲しておきましょう。

※原稿を作るのはオススメしません。暗記するとど忘れする可能性があるので。

頭の中で何度も流れを繰り返して繰り返して洗練してください。

キーワードだけ頭に叩き込むのはオススメです。




②相手の知っている言葉で話す


当たり前?

そうですよね、当たり前のことです。

ところが面接になると、この当たり前ができない人が多発します。企業の面接でも多いのがこのパターン。


「私は塾講師のアルバイトで、特進ソリューションマネジメントリーダーに就いておりました。そこで得た経験を〜。」


これは大げさな例ですが、いきなり自分のことを知らない他人に、

"特進ソリューションマネジメントリーダー"なんてわけのわからない肩書きを伝えても、ちんぷんかんぷんです。


であれば、「難関校を受験する生徒さんたちをサポートするチームの責任者を務めており、〜」のように具体的に言い換えてあげればいいんです。


そんなバカなことないでしょ、と思っている人は、自分の自己PRを考えたときに、

他人に聞いてもらって、意味がわかりにくい部分がなかったか必ず確認してください。






先生志望の人は熱意のある人が多いです。

だからこそ、ついつい自分の過去の体験や、(講師の方なら)今の学校での話を一から十まで伝えようとしてしまいがちです。

結果的に話が長かったり、面接官に伝わらない言葉を使ったりしてしまいます。

去年試験に受かった同僚も、面接練習を始めたときはまさしくこのパターンでした。しかし、その方は練習を重ねるうちにどんどんスムーズに話せるようになり、見事に採用試験に通りました。

もちろん、ペーパーありきで、中身が伴う先生だからこそ通ったわけですが、

本人は面接を苦手としていたのでとても喜んでいました。




顔の見えないどなたかの参考に少しでもなれば幸いです。


平成、さよなら、良い時代だったなー。